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横須賀市・課長職向け性的マイノリティー意見交換会に協力者の個人として思うこと

横須賀市・課長職向け性的マイノリティー意見交換会に協力者の個人として思うこと

横須賀市・課長職向け性的マイノリティー意見交換会 5月19日(木)18時30分から20時30分

この意見交換会、私は主催のNPO法人を通して3回目の参加となった。今年は強力な友人も来てくれたので前向きな意見が多く、無事に終わって良かったと感じている。

同性婚に対する人権救済申立人として名前を寄せているバイセクシュアル当事者で協力者という立ち位置から、質疑と意見を出していった。他の意見者の話は全伏せで、私がトライしたことを挙げてく。

大筋の流れ
  1. 2015年度の市の性的マイノリティ支援事業の説明
  2. LGBT啓発パンフレット増刷に当たっての記載内容への意見交換、質疑応答
  3. 同性カップル・多様な家族と市営住宅入居、住宅問題全般に関することについての意見交換
  4. 2グループに分かれ私たちが暮らしの中で困る事や思っていることを話す

横須賀市・課長職向け性的マイノリティー意見交換会で私がトライした意見:LGBT当事者を包摂していくことが 地域住民全体のQOL底上げにつながる。

前半

  • 横須賀市で求職している若年者がサポートを受けられる場所は横浜の「かながわ若者就職支援センター」「かながわ若者サポートステーション」「湘南・横浜若者サポートステーション」が最も近くであるが、サポートステーションやハローワークでは性的マイノリティーについての周知は進められているのか?まだであれば、進めてほしい。(その後、就労に関しての支援先をパンフレットに一行載せてほしい、ぜひこの会に労基署やハローワークの職員も出席してもらえるようにしてほしい、と展開した)
  • 労働に関する電話相談で「同性間のセクハラ」を相談員に説明するのに時間がかかった。同性間ということで想像がつかない相談員に対しては、「パワハラ」という言い方に相談エピソードを変えた。どのような窓口にあっても厚生労働省のセクハラ指針、男女雇用機会均等法の認知について労働局、労基署、ハローワーク、が連携して性的マイノリティーについての理解を進めていくことが課題だと思う
  • 性的マイノリティーだけでなく「生きづらさ」を抱えるそれぞれの人が、世帯分離をしても個々人の所得を上げて実家を出るといった「普通の自立の仕方」そのものが難しいような状況にあるならば、「選択的な実家暮らし」をする単身者の肩身が狭くならないような文化作りも必要ではないのだろうか?

後半

  • 既存の成人式のプログラムの中で、社会人としての性的マイノリティーへの理解をさせるための講座、当事者ゲストの登壇、支援団体パンフ配布を入れ込んでみてはどうか?
  • 労働基準法社会保険加入、セクハラ防止の基本的な理解に関して、中卒レベルの学力の若年の成人、子育て層が分かるような説明が必要だ。今の若い世代が理解していないと、後年、そのひとたちが管理職になった時に繰り返されてしまうと思う。
  • 職場では一人だけ直属のメンバーに理解があっても、理解のない人がする業務中の世間話をする場の空気には逆らえない、そういうことの繰り返しでストレスが与えられ、生産性が落ちるのでカムアウトしたことに後悔して罪悪感を持ち悩んだ。
  • 週40時間(又は週40時間以上)働き、性的マイノリティーや独身を選択して生きる、異性のパートナーが居ても扶養に入るつもりがない当事者、ストレートであっても結婚しない者の場合、既婚者の女性と比べ、労務管理への希望に対する意識の違いがあり「天引きされてしまう額は負担に感じても、第3号被保険者を早く外れたい」という思いや自立に関するプレッシャー「早く自分の保険証で医療を受けたい、そのためにも会社に必要とされたい、非の打ち所がない働きぶりをしなくてはならない、マイノリティーなのだから優秀でなくてはならない」という思いが強いと思う。専業主婦のパートの場合と同じように「週あたりの勤務時間数を減らしては?」との提案をされること等はキャリアアップへの前向きな思いをへし折ることであり、「辻褄合わせ」以上に大変に不当な扱いに感じられた。
  • 地域の事業所のストレスチェック、ストレスマネジメント強化を進めてみてはどうか。
  •  仕事のような場面でなくても「犯さないならいいよ」とか「稼ぐならいいよ」「俺たちと同じように(グラビアアイドルや芸能人の体を)見るでしょ?」という言われ方で「反対してないから」という答えを返されることは「理解ではない」と思う。
  • 協力的な動きやつながり(飲み屋的な冗談だけの関係じゃないニュアンスのつながり)は必要に思っているが、そのためにも適応したい。
  • 事業所が労務管理や業務改善で行ったポジティブな合理的配慮の例を少しでも聞きたい。一軒でも最低限の法令遵守の元で働ける会社があったならば、当事者としての辛さや学歴のネックがあっても、せめて絶望だけは防げると思う。そうした例を増やせるように市内の若年者全体、若年のLGBT当事者の自立やキャリアプランが伴う就職がうまくできた体験が増えてほしい。私だってそのように在りたい。

SOGIの観点を重視した横須賀市の性的マイノリティー支援施策が効果的に機能するならばセーフゾーンが増える意味で当事者が助かり、当事者でない、普通の世間の普通のひとびとの QOLが上がる可能性は確実に上がる。

そのためなおさらLGBT当事者、LGBT協力者、生きづらい人々の就労継続の体験が生まれていくことを想ってしまう。

地方の事業所で、その当事者の実績を見ずに「LGBT当事者への合理的配慮を仕方なくやった→めんどくさかった→でも回っている」という経験談が蓄積されていけば(商工会議所や青年会議所はこのような問題解決の研修に力を発揮してほしいのだが)同じようにセクハラ・労働問題、商売での営利追求が絡んだ結果として起きる地域差別(例:この地域の顧客は平均所得が高いから優先し、そうでない地域の顧客は後にする・注文を受けない)や、ストレスフルな現場で、無自覚にストレスのはけ口やいじめとして差別発言が現れる状況が相変わらずあったにせよ、私のような悲観的な考えすぎな感じ方や、一部の当事者同士の諍いなどが従来のままではないはずだと思う。

もしあなたが10代で、市内の生きづらい「当事者」ならば、学校と家をただ往復することを頑張って繰り返してほしいと思う。身だしなみを何も整えられなくても、力を出せず評価がどれほど低くあっても、日々の一つ一つの手続きだけを積んで、卒業という資格だけを獲得してほしいと思う。何か「個性」や「能力」を伸ばしている最中ならば、そのことに頼りきったり自惚れないほうが良いと思うし、最低限の教育を受ける権利だってあるし、それは後になっても求められ続けて厳しい条件に変化していくと思う。もしそれしか「自分の能力を発揮する好きなこと」しか心の支えがないならば、もうすでに第三者からのサポートを受けるべき状況なのだと考えて欲しい。

誰が何をしていてもどのような外見であっても「手続きを着実に踏むこと」だけが、この国で進学と就労を確実に掴むための一歩なのだから。 

個人としてLGBTコミュニティーの現状に対する心情と結論:ノーマル社会に適応する努力が、LGBTコミュニティーの内紛に悩まずに済む道だと思う。

私は横須賀市の、 SOGIの観点を基準とした性的マイノリティ支援を厚く支持している。その上で、この会への参加は当事者としての自分の状況に危機感を募らせているものの、自分一人の力で実現できないことやパターナルな状況に頼ってしまっていることについて考えなおす機会として、この会に参加した。 この会がまた行われるならば参加したく、このように当事者側が守られた状況の中で非当事者の一般の方にも参席してもらって、オープンダイアログができたらどれほど良いのだろう、そのために何が必要なのだろうか?と思う。

個人としては性的マイノリティー当事者への協力者を続ける動機を保っていたい…それは大変重要な生きがいになり使命感の源でもあるが、性的マイノリティーのうちのバイセクシュアル当事者であっても、性的マイノリティーの協力者としてであっても承服しかねる辛いことにも直面する。

 

  1. 便宜上、性的マイノリティーをカウントしないノーマルな社会の側が嫌々に、あるいは仕方なく、滅多にないが時には思いやりの元で行う効果的な合理的配慮の方こそが大変に有難く、親切な事だという感触がある。
  2. 3年以上オンラインで日本のLGBT当事者団体の派閥の様相や当事者同士の内輪もめを見続けて疲れ、共感できない限界点を感じ、課題意識を持っている。一部の当事者同士のオンライン上での言い争いなどの多さに裏切られたような思いをずっと感じ続けた。

  3. 2の実態を知っていたり、クローズドの性的マイノリティー当事者や人権問題について真摯なアライの方がどれほど呆れ苛立ってきただろうかと思うし、彼らのような真剣さやひたむきさの方を見習いたい。

  4. 当事者団体に関してはどこの国も活動資金集めについて同じように苦しんでいる中からのストラテジーや体験談を聞いてきているが、的確なマーケティングに基づいたファンドレイジング・安定的な経営を固めて活動できるだけの交渉力・営業力がある方、メンバー同士が負担にならない平等な手弁当を成立させられるグループだけがするべき事なのだと毎回痛感してきた。そういう力を、時間の使い方によって私だって伸ばせるはず。

  5. 一部の当事者支援活動の代表者などは現在進行形の問題に注目を集めて、問題を提起するために、寄付の集まりや倫理観の違い、活動の社会的な立ち位置・意義の主張を巡っての批判を発信し、言い争いや論争をわきたてるような状況をあえて絶やさない印象がある。

  6. 4について、(私はその一人だが)そうした状況を見て当事者支援団体を信頼できない当事者がいるのではないだろうか。

  7. 当事者には支援者を選択する権利がある。
  8. 「当事者ではない」として意識のチャンネルを変えられる状態でもあり、そうしてでも成長がしたい。
  9. 私個人は仲裁や支援の専門家でもないのだし私は彼らの内紛に対して全く関わる必要がない。

  10. 私は4であげた事ができない今の時点では活動者にならないほうが良いのかもと思った。

私はボランタリーなことにおいて無責任な事をして私に関係ある人々をリスクにさらしたくない。これからは12ステップでも唱えて、自らが実践できないが知ってしまった知識の一切を棚卸しして、自分を超えた存在への畏敬を忘れずに、自分個人と周囲との建設的な関わり合いができる生き方がしたい。

私はすでに割り切っていて、このままの状況が続いても変化があっても折り合いは付けて折れるべきだとは最低でも思っている。

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