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若干Bi-Fのハートコア

「じゃっかん」言い過ぎて親しい人にも若干移しちゃった。

パブコメ「保健体育で性教育とLGBTQについて取り上げてください」次期学習指導要領等に向けた審議のまとめへの意見

パブコメ「保健体育で性教育とLGBTQについて取り上げてください」次期学習指導要領等に向けた審議のまとめへの意見

意見区分:18番 保健体育 1000字を超えます。

ようやくパブコメを投稿しました。

どうしても男性の性の健康について言及ができなかったことと、客観性にかけている可能性があり、人に通じる文なのかはわからない中ですがひとまずメールしました。

こんなことはもっともっと医師や法律家の方々に書いてもらいたいな…と思っている。

個人的には精神疾患の理解が扱われていない点も非常に気にかかる。

www.change.org

 

性教育についてカリキュラムへの盛り込みを

性行為に関する具体的な学習指導方針が全く見られないため、カリキュラムへの盛り込みを強く希望します。性の健康の問題は国際的に議論され、性教育は世界でも積極的に進められているにもかかわらず、単なる生物学や反社会的な要素として排除しよう、禁じよう、生活指導の範疇なのだから扱わないでおこう、個々人の生涯学習にゆだねよう、あるいは「話しづらいので授業を外部団体へ委託しよう」と言う受け身な方向性のままでは、人権としての「性の健康の権利」を児童生徒自身が獲得しQOLを向上していくことができません。性の知識は単なる辞書的なニュアンスでの知識としてではなく、実生活場面での判断力を形成し、個人が主体的に振る舞う自覚を身につけることが求められる最たる分野となっていると考えます。

思春期から始まる悩みや、性行動そのものを悩みの不適切な解消法としての「逸脱」としてあしらったり、道徳教育で戒めて性の健康の問題そのものを足蹴にするのではなく、児童生徒各人が自らが持つ身体とこころの性、社会的に定義づけられる性であるジェンダーについての理解をアクティブラーニングによって深め、断る技術を持たせ、不均衡な人間関係から逃げ、性被害・加害を回避しリスクから自分を守る主体的な選択ができるようになること、相互に尊重し合うことができるようになれるかどうかは児童生徒の青年前期からのQOLに大きく影響すると考えています。性行為についての言語化そのものとコミュニケーション力を形成する必要があり、自らの力で医療と搾取のない社会資源の戸を叩くことができるようになるための教育が急務であると考えます。

・性の多様性

従来型の「思春期になるとみんなが異性に惹かれるようになるんだ」といった男女しか性が存在しない前提の指導に、LGBTQの子供達は大きな傷つきを感じている実態、いじめ体験の過酷さ、心の健康状態が著しく損なわれてきた深刻な状況が疫学調査で示されていますが、それ以上に「かわいそうな存在」「TVタレントのようなイメージ」ではなく、生きている人間としての自己肯定感を作る必要がある点から、性的自認と性的指向の多様性に対する正しい理解とLGBTQについて肯定的にあるがままを伝達することが強く求められています。学童期に差し掛かる前の年齢から繰り返して少しずつ認識させていくことが、当事者の抱える生きづらさを緩和する緩やかなステップを作るのではないでしょうか。 LGBTQの児童生徒とともに過ごすことが大前提の学校生活では、制服やトイレの対応以上に、本人を肯定し支え合う人間関係構築の経験作りが重要であり、ライフステージについては「男女が二人」のパートナー観だけではない多様なパートナーシップと多様な家族の形を肯定していくこと、年代が近いロールモデルからある程度の希望がある見通しを持たせていくことが必要であると考えます。

情報科、社会科、総合的な学習の教育と連携する必要性

スマートフォンの普及や、子供向けマーケティングの活発化により、児童ジュニア向け服飾の選択肢はここ20年の間に大幅に広がり、とりわけ女性の児童生徒たちは低年齢な段階から大人と同じようにジェンダー記号として体の部分を強調したり露出する衣服や高額なアパレルブランドの衣服、化粧品を身にまとい、行動面でも大人と同じように多忙な予定をこなすことも珍しいことではなくなりました。

消費を煽られ、経済的自立の確立と自己責任論が強く喧伝される世相の中で人知れずに性被害にあってしまう事例、性風俗産業に巻き込まれる事例、また自己判断で売春を行い抜け出せなくなる事例がNPO法人の支援活動や調査、ジャーナリズムによって表面化してきましたがそれらは氷山の一角に過ぎません。男性の生徒児童であっても巻き込まれる事例があり、助けを求める力も育てなくてはなりません。

ポルノに含まれた行為の表現と現実の差異、医学的知見からの間違いの指摘だけでなく、特に児童生徒が見る機会の多い漫画、アニメ、ゲーム、広告、出会い系アプリケーション、図画・映像・文章の表現といった著作物、文化の中からジェンダーの語られ方、性別役割分担の示され方、表され方を読み取り見抜くような、ある程度レベルが高い情報リテラシー教育との掛け合わせ指導も、学童期の思春期に差し掛かる前の年齢から認識していかないと成人するまでに身を守ることが到底できません。

性風俗産業と市場、世界と日本のセックスワーカーの実態、性を買う人々の実態の理解により差別を解消し、選択肢を与え、人権問題を考えていくこともグローバルなレベルでの社会問題を考える入り口への重要な鍵となりうると考えます。 ジェンダーリテラシー情報リテラシーの両輪の物差しを作っていかれないことには、女性の経済観念の形成を阻む情報をうまく回避すること、能動的なキャリア目標に基づいた行動をとること、ワークライフバランスを図るための判断力が築かれていかないのではないかと懸念しています。

・女性の性の健康

女性の性の健康問題については、単純に女性の体の仕組み、月経の仕組みと月経時の体調管理、性感染症を教えるだけでは解決に向かうことができません。産婦人科にかかることへの不安感や当惑感、人工妊娠中絶に対するスティグマも解消しなくてはなりません。 男性との体の作りの違い、呼吸法の違い、ストレス耐性の違い、女性特有の疾患、選択できる避妊手段として実際の避妊具に触れること、産婦人科触診で用いられる器具をあらかじめ目にしておくこと、薬剤の形状を実物に触れて理解することが不可欠です。

 

www.change.org

 

参考

こころの科学189号に寄稿されている方々の論文を参考にしています。

こころの科学 189号 特別企画:LGBTと性別違和

こころの科学 189号 特別企画:LGBTと性別違和

 

www.jfshm.org